このブログを検索

2009年7月20日月曜日

カメラ・オブスキュラで日食観察

いよいよ、あさって22日は日食ですね。

初めはそれほど興味は無かったんですが、日が近づくにつれ周りが盛り上がってきていて、「あれ、乗り遅れた?」という感じになりつつあります。しかし、日食観察用の眼鏡はどこも売り切れのようで、時既に遅し。

で、そんな人向けにテレビや新聞などでは、「厚紙などに針で穴をあけて、それで作った太陽の影を観察する」という方法が紹介されています。写真の勉強をした人なら分かると思いますが、これって「カメラ・オブスキュラ」と同じ原理ですね。

ちなみに簡単に説明すると、「カメラ・オブスキュラ」(camera obscura)とはラテン語で「暗い部屋」という意味で、窓の無いような暗い部屋の壁に小さな穴を開けると、反対側の壁に外の景色が映し出されるという、カメラの原型といわれるものです。昔は、映し出された像を紙などにトレースするための絵画用の道具でしたが、後に現在のフィルムにあたるものが発明され、写真の誕生となります。

とまぁ、写真史の1ページ目に書かれてあるような原始的なものですが、昔から日食の観察に用いられることもあるようです。もしかすると、指の隙間でも同じようなことができるかも? と思ったのですが、あいにくの空模様で試す機会がありません。

ほかにも、木漏れ日ビスケットの穴でも同じように観察できるようなので、当日もし晴れたら(これが一番重要)影を探してみてください。

0 件のコメント: